花畑の中で
織田さんを見て、笑って見せた。

なんでもないよとつぶやき。

慌てたような足音がこちらに向かってくる。

「失礼しますっ!!御大将!!軍がこちらに向かってきておりますっ!!」

織田さんは顔色を変えた

「どこの軍だっ!?」

「それが……」

目線をさ迷わせた。

迷いながらも言う決意をしたらしく、まっすぐ私をみた

「……武田軍……です。」

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