りぼん結び。
彼女らしいことなんて・・何もしてない。
浮気ばかりしてるし、絶対彼女だって思われてないし・・。
「ふーん、じゃあ俺は帰るよ。」
「え・・っ」
「何、寂しいの?」
「は・・っ!?」
何を言ってるんだ、この先輩っ
直哉がいるのに!!!
でも・・鼓動が早くなるのは確かで。
「・・またな。」
先輩はくすりと笑って、私の頭をぽんっと叩いて帰ってしまった。
「・・・」
「・・・」
なんか・・、気まず。
「あれが・・類先輩?」
沈黙を破ったのは、直哉で。
「え・・?あ・・うん。」
「仲良いんだな?」
「まぁ・・それなりに。」