りぼん結び。
「・・え、遠慮しますっ」
「なんで?」
聞いてきたくせに、
答えなんか聞くつもりないくせに。
「俺とキス・・したいんだろ?」
顔はもう目の前にあって。
残り・・3センチ。
「素直に言えって、言っただろ?」
顔には吐息がかかって、
もう心臓は爆発寸前。
私は、ぎゅっと目を瞑った___。
「やっぱり、したいんじゃん。」
くすりと笑って、手を私の頬に添えた。
私はもう、君の気持ちがわかりません。