白衣のキミ。(仮)

お姉ちゃん

「まえみなぁあぁーっ!!どうしたの?」


嬉しそうに話し掛けてくる萌愛。



相変わらずテンション高いなぁ。



「ほんと…恥ずかしいんだけど…理科の補習あって。」


そう答えて、馬鹿にされるかなぁなんて思って萌愛の反応を待っていると、


「えぇぇーっ!?!?」





「渋くんとっ!?いいなぁ。うちらもこれから逢いに行くんだよ♪」


し、渋くん…?


もしかして渋谷先生のこと?



「渋くんって…?」


「え、まえみな知らないの?渋谷先生のことだよ!」

「そ、そうなんだ…。りんちゃんも?」



萌愛って先生と仲良かったんだぁ…。
知らなかった。


「うん、私も渋くん♪」



へぇ…。りんちゃんも先生と親しかったんだ。


意外だな。



「じゃ、さっそく行こー!!」



「う、うん…。」
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