あなたが居たから…
家に着いたら、もう22時を過ぎていた。いつもならもう家の電気は消えているのに、今日はついてた。玄関のドアも開いていた。あたしが部屋に上がろとしたら、お母さんがキッチンから出てきた。あたしは何も言わず、お母さんに2万円だけ渡した。お母さんはそのお金を見て申し訳ないような顔をした。あたしはそんな顔してもなんとも思わないからと心で呟いた。そして自分の部屋に入って、もうシャワーを浴びて帰ってきたから、パジャマに着替えて布団にもぐった。今日の布団の中はいつもと違うボディーソープの匂いがした。
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