あなたが居たから…
ベルをもらって2日目ベルが鳴って、電話番号が入ってきた。あたしはその番号に電話した。初めての仕事の連絡だった。待ち合わせはいつも最寄り駅にするつもりだった。バスに乗って最寄り駅に行って、植え込みに座って待っていた。そしたら1台の車がやってきた。窓が開いて『マヤちゃん?』って聞かれたから『はい』と返事して車に乗り込んだ。初めての客は優しそうなおじさんだった。でも『お薦めの子だけあって可愛いね~』ってあたしを舐めるような目で見た。あたしは笑顔を返したが内心吐き気がした。ホテルの部屋に入るなり。いきなりベッドに押し倒され、優しそうなおじさんはただの獣になった。されるがまま体を委ねた。獣は『あぁ~』って叫んで、力尽きた。そしてあたしにシャワーを浴びさせ、自分は浴びずに服を着て、やっぱり3万渡された。そして駅まで送ってくれると『またね』って言って帰って行った。あたしは車が見えなくなるまで見送って、タクシーに乗って家に帰る。そんな日がその日から続いた。