あなたが居たから…
しばらくしてタケシも起き、単車に乗せてもらって、コンビニに行き。そのまま河川敷に行った。そしてタケシに『見ててね!』って言って仕事で使っていたポケベルを思いっきり力を込めて川に投げ捨てた。そして『もう、あたしはただの高校生の惠。よろしく!』ってタケシに手を差し伸べて笑って言った。タケシは『おぉ!改めてよろしく!』ってあたしの手を握ってくれた。温かい手の感触。やっぱり夢の中の手はタケシの手だったんだね。そして2人で河川敷で少し遅い朝ご飯を食べた。青い空の下でタケシと食べるおにぎりは、すごく美味しかった。おにぎりを食べ終わったらタケシが『惠 頑張れよ!俺 応援してるから』って言ってくれた。あたしは思いっきり笑顔で『うん!』って言った。