あなたが居たから…
卒業
次の日からあたしは新しいバイト先を探した。色々探した結果…。結局、前バイトしていたガソリンスタンドで、働く事になった。そして学校でも昔のように、友達とはしゃいだり、バカな事やったりして残りの高校3年生の時間を楽しく過ごした。タケシと出逢ってからのあたしは、みんなに前より明るくなったって言われるようになった。そして、あたしは少しずつ自分を取り戻していった。そしてアッと言う間に、高校を無事卒業する事になった。もちろんタケシも一緒。18歳になったあたしはもう一つの顔を持つ生活から卒業し、晴れて高校も卒業できた。でも、あたしが今まで体験した事は決してずっと忘れられない。そして体の火傷も一生消えない。それでもあたしは胸を張って前を向いて歩いて行こうと決めた。1人でもあたしを応援してくれる人が居る限り。明るい空の下を未来へと歩いて行こうと…。