あなたが居たから…

あたしは今まであたしがマヤさんを抱き締めるなんて事、絶対ないと思ってた。いつも助けてもらってばっかりだったから、でも　今、あたしはマヤさんを抱き締めてる。しかも泣いているマヤさんを…。しばらく２人で泣き続けたら、マヤさんは抱き締められてる向きを変えて抱き締め合う形になって、あたしにこう言った『もう、守ってやれなくなるけど、あたしはいつまでも惠の姉ちゃんだからね。惠も姉ちゃん見習って強くなるんだよ！約束なっ！』って泣きながらあたしの背中とパンッって叩いて言った。あたしも泣きながら『うん』って返事した。