Loveな二人の深い関係【短編】鉄×由美
作戦
「由ぅ美っおはよ」

「おはよう先輩あの…」
「何だ言ってみろ?」

「出来れば手を放してください。」

私は、いつものことながら赤面して言った。

「えーもう少し抱き着いていたいな~」

「…」

頭がぷしゅーっと言いそうな勢いだ。
それを見て先輩は手を放した。

「分かったよーじゃ手繋いで行く?」

これまた唐突に毎回言ってくることだ。
私は、丁重にご遠慮させていただいた。
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