Loveな二人の深い関係【短編】鉄×由美

「え？もうおしゃれをするな？」

私は、頭の上に疑問符を浮かべた。

「当たり前だ。俺以外に見せるな。」

先輩は、腕を組み難しい顔をして言った。

「分かりました。」

私も先輩だけに見てもらえれば良い。

「けどデートの時は、いいぞ。」

「はい。」

先輩は、にっこりと笑った。そしてもう帰ろうと言った。
二人、手を繋いで。



「鉄くん…どうして真面目な貴方が昨日に限って仕事ほっぽりだして帰ったの？」

朝、鉄は、美琴に呼び出されていた。

「会長らのせいでしよ」
鉄は、にっこりと冷たく笑った。

「えっでもそれは…」

美琴は、一瞬で理解したそして戸惑った。

「まあまあ責めないでくれ。」

いきなり美琴の後ろをから出てきて美琴に抱きついた。

「きゃあっ先輩っ！」

そう達裕だ。

「今日は、暇だしさ～ずっと居ていられるぞ～」
「光の君さんこれまた唐突なおいでですね。」

「久し振り鉄。由美ちゃん元気～？」

「昨日美琴さんのせいで由美が襲われました。」
鉄は、冷たい笑みを浮かべている。

「そうか、じゃあ今日の仕事と明日の仕事で手を打とう。」

「分かりました。」

鉄は、そのまま生徒会室を後にした。

「先輩何で鉄くん弟なのにどうしてあだ名で？」
「勿論仲があんまり良く無いからね～。」

「あの…先輩その仕事」」

「当たり前だ。俺も手伝うから…その代わり終わり次第ヤろうな。」

「そんな…先輩酷い…」
美琴は、うなだれた。




「なあ俺のこと好き？」
先輩が唐突に言った。

「う…ん」

「そーじゃなくて好きって言って？」

私は、硬直した。

だが頑張った。

「好き…」

消え入りそうな声で言った。

「知ってたか？お前初めて俺に言ったんだぞ。」
知らなかった。けどなんか嬉しい。

「俺も好きだよ。」

先輩は、私に優しいキスをした。

―大好きです先輩…


―作戦は大成功です！