わがままハーブティーはいかが?
――――――☆
車に戻ると規則正しい寝息が聞こえた。
「にしじまぁ~?」
西島は子供のようにぐっすり眠っていた。
何度も声をかけても起きる気配はない。
私は西島のほっぺたをつんつん人差し指でさわった。
「子供みたい」
西島は眠ってるときだけ可愛いい。
いつも意地悪を言ってるようにはとうてい思えない。
「好きだよ。西島。・・・この顔はね」
すると、ほっぺたをさわっていた手をギュっと握られた。