わがままハーブティーはいかが?
「へっ・・・?」
私は驚きのあまり素っ頓狂な声をあげた。
すると、西島の瞼がピクっと動いたのだった。
「車内で愛の告白とはお嬢様も大胆でございますね。」
西島は眠たそうに手をあててそう言った。
「ち、違うから!!」
私は慌てて弁解する。
「お嬢様、もう少し素直になられては?」
そうだ、この執事は可愛くもなかった。
こう言っていつも私をイジメる。
「私は寝顔が可愛いって言っただけよ!!」
あっ・・・言っちゃった。