わがままハーブティーはいかが?

懐かしい友人




――――――*


いつもより慌ただしい朝

4月に入り私は大学生になった

でも、今日はなんだか体が鉛のように重い


「にしじま~鞄どこ~?」


私が大学に入る予想外の出来事が起こりメイド達は準備にあたふたしている。



「お嬢様こちらでございます。」


そう言って鞄を持ってくる執事の西島


「遅いわよ。遅刻しちゃうじゃない。早く車出して。」


西島は私の態度が気にくわないようで


「ですから、昨日のうちから準備をしておくようにとあれほど話したではありませんか。わたくしに文句を言われましても……――――」



「あ~はい!わかったから。早く行きましょ。」


西島が謎を解くようにベラベラと話している時間がムダでよけいに遅刻してしまう



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