わがままハーブティーはいかが?



私は西島のタキシードの裾を引っ張り無理矢理車に押し込んだ。



「お嬢様、今日は積極的でございますね。」



「う、うるさい!!
しょうがないじゃない!遅刻しそうなんだから。」


私も急いで後部座席に座る。



「では、出発いたしましょう。」


西島は身を乗り出し私に顔を近づける。


私はこの間の西島との一件を思い出した。

そのことを思い出し顔が赤くなった。




< 307 / 515 >

この作品をシェア

pagetop