わがままハーブティーはいかが?




「美玲様もお坊ちゃんがお好きなのですね。」


「ち、違います!///」



私は慌てて言い直す



「お坊ちゃんは美玲様がこの大学に入学すると知り、事務所の所長にここの大学に通わせてほしいとお願いしたのです。」



・・・え?


「でも、昂は所長命令だって・・・」



「それは、不純な動機だとバレないように嘘をついたのでしょう。」



そうだったんだ…なんだ、可愛いとこあるじゃん



「お坊ちゃまから聞いております。どうぞ中へ」


そう言って車のドアを開ける和泉さん



「あ、ありがとうございます・・・」



いつもと違った車内の雰囲気に少し緊張する




「お坊ちゃまは美玲様を屋敷に呼ぶんだと今朝からものすごくはしゃいでおられました。」


運転席に座った和泉さんはそう言った






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