わがままハーブティーはいかが?




「そそうなんですか・・・」


あの昂がはしゃいでたなんて・・・珍しすぎる



「まだお坊ちゃまが来るまで時間がありますのでミルクティーでも飲んでゆっくりしてくださいね。」


そう言って和泉さんは私にミルクティーを渡した


さすが!和泉さん

私の好きな飲み物がわかってらっしゃる!!


西島と大違いだというのは一応言わないでおこう



私は昂が来るまでにゆっくりとしていたが10分経っても20分経っても昂が来る気配はない



「昂のヤツ!自分から言っときながら遅いなんて・・・」


そんな私を見た和泉さんは車のドアを開け外に出た



「わたくし様子を見てきます」


そう言って大学に足を踏み入れる和泉さんの腕を慌てて掴む



「わ、私が様子見てきます。和泉さんは車にいてください。」


私の言葉を聞いた和泉さんは承知しましたと言って車に戻っていった







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