わがままハーブティーはいかが?




私の鼓動が早く波をうつ


ドクドクドクドク――――――


どうしてあの二人が・・・

あの光景を見れば二人は親しいんじゃないかと思った



なんだか、頭がクラクラする

とうとう視界が真っ白になり

倒れる・・・―――――


そう思った瞬間なにか温かいものに優しく包まれた


倒れたはずなのに床の冷たさは感じられずむしろ温かかった



「おい!大丈夫か?返事しろ!」


その声は・・・昂



「あぁ・・・こ、う。」


うっすら映る昂の姿
徐々に視界が戻ってくる


「おまっ!こんなとこで何してんだよ!先に車乗っとけって言ったろ。」


言葉はキツイくせに私を優しく抱きしめる



「ちょっと、こ、・・うを捜してて」



視界ははっきり戻ったが頭がズキズキする







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