わがままハーブティーはいかが?
「は?男捜してた?・・・もう捜すなつったろ!アホ」
そう言って昂は私を抱きかかえお姫様抱っこをした
「へっ?えっ!?ちょ、ちょっと!!下ろして!!普通に歩けるから!!」
私は昂の腕の中でもがいたけれど下ろしてはくれなかった
「お前、ほんと可愛げねぇーな。普通下ろしてとか言うかよ。」
「なっ!どどどうせ私は可愛げないですよーだ。」
私はそっぽを向いて口を尖らせた
「何拗ねてんの?拗ねたいのはこっちなんですけどー。」
「なんで?昂が拗ねる必要ないじゃん!」
すると昂は私に顔を寄せた
「お前がオレ以外の男を捜してたから」
昂の顔が近すぎて顔から火が出そうだ
「そ、それは昂の勘違いだよ!男を捜してるなんて一言も言ってないから!」
「じゃ、誰捜してたんだよ」