わがままハーブティーはいかが?
すると、西島は私の額に自分の額を重ねた
「・・・熱は下がっています。お嬢様、何かのウイルスにでもかかってしまわれたのですか?」
西島は真剣な眼差しで私を見据える
「ウイルスなんかかかってないわよ!早く白状しなければ、西島!あなたを通報するわよ!」
私は人差指を西島に突き出す
「ふっ・・・お嬢様は誤解されています。」
「誤解!?どこが誤解よ!アリバイを話そうともうあなたの有罪は確定しているんだから!」
「・・・お嬢様は本当に昨夜の出来事をお覚えでないのですか?」
昨夜の出来事?
私何かしたの?
私は急に青ざめた
「・・・何よ、昨夜の出来事って」
「お覚えでないのならお話いたしましょう。昨夜、お嬢様はわたくしに添い寝して欲しいと頼みました。ここまではお覚えでいますか?」
「ええ。覚えてるわ。(・・・添い寝して欲しいなんて頼んでないけど)」
「そのあとお嬢様と少しお話をした後、お嬢様は自分のことをどう思っているかわたくしにお聞きしましたよね?」
・・・え?あの時起きてたの?