わがままハーブティーはいかが?
「お嬢様、お疲れのようですね。」
西島はなにか言いたそうな顔で
そう言った。
「そうよ、疲れてるの。
だから、話しかけないでくれる?」
「・・・・・。」
西島は黙ったままいつもの
ハーブティーを優雅にに注ぎだした。
「それともなに!?
高宮さんとの話を聞きたいわけ!?」
私は、西島をきつく睨んだ。
「・・・・・。」
西島は黙ったままハーブティーを
飲んで、外国の本を読んでいた。