わがままハーブティーはいかが?



「・・・それ本当?」


私は新人メイドの肩を大きく揺さぶった



「ほ、本当です!」


私が肩を放すと新人メイドは一気に力が抜けていた



「私、西島捜してくる!」


私はそう言いリビングルームから走って行こうとしたとき

新人メイドに腕を掴まれた



「・・・何よ」


私の力強い目線に新人メイドはビクッと肩を震わせた



「あ、あの!西島さんは車で行かれたので恐らく見つからないかと・・・そ、それに入れ違いになったら大変ですので・・・わ、私が連絡しておきますね!」



「・・・じゃあ、私が連絡する」


「い、いえ!私が連絡しておきます!お、お嬢様はゆっくりなさってください!」


新人メイドはそう言うと、無理やり私をソファに座らせた


私は気が抜けてソファに倒れこむ

私、西島に迷惑かけまくりだ・・・

帰ってきたら、絶対に雷を落とされる



そんな、私を見て新人メイドが口を開いた







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