わがままハーブティーはいかが?
「ど、どうして・・・?」
私は振り返らずそう言った
「たまたま、高宮様とお会いしました。そして、お話もお聞きしました。」
・・・話って、日和の?
「はい、その通りでございます。お嬢様のお近くに危険人物がいるそうで・・・」
危険人物?
『川浦 梨緒が怪しいかもしれんなー。』
「何よ・・・梨緒のこと疑ってんの?ってか、どうして西島が日和のこと聞いてるの!」
私は怒りや悲しみでおかしくなりそうだ
私はグッと拳を握りしめた
「それは、高宮様がお嬢様のことをご心配されわたくしにお嬢様を守ってほしいと頼まれたからです。」
・・・高宮さんが?
「だからって何?守る?なんでよ・・・危険人物って何!?」
「お嬢様、ですから・・・ーーーー」
「いい加減にして!!どうして梨緒が危険人物って言われなきゃならないのよ!梨緒は私の唯一の友達・・・西島、あなたであっても私の友人を危険人物呼ばわりするなら許さないから・・・」