わがままハーブティーはいかが?




「ほんとのこと言ってよ・・・ねぇ!西島!!」



私は西島を揺すりながらそう叫んだ



「お嬢様・・・申し訳ありません。お嬢様のわがままももう聞くことが出来ません。」



何よそれ、逃げるの?



すると、私と西島の間に平山が入り込んで来た



「もう西島はお嬢様の執事ではございません。」



「・・・どうして、解雇するの!?」



「はい。そのつもりでございます。新しい執事はなるべく早く連れて来ますのでご安心を」



そう言って平山は西島を連れて行く



私は何も言えずにその場に放心状態



そのとき、西島が振り返った



「お嬢様、川浦 梨緒様の屋敷にお一人で行かれるのですか」



・・・え?どうして知ってるのよ



「ええ、そうよ。悪い?」



すると、西島が平山の腕を振り払って私の側に来た












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