わがままハーブティーはいかが?
トントンと梨緒の部屋だと案内された扉を叩いた
すると、梨緒の声が聞こえ私は部屋の中に足を踏み入れた
「美玲、遅かったね・・・来ないかと思った」
梨緒はベットに腰掛けそう言った
「ごめんね・・・色々あって」
西島のことは言う必要がないと思いわざと口を濁した
「そっか、美玲・・・ちゃんと一人で来た、?」
「う、うん。一人で来たよ」
そう言うと梨緒はホッとしたような表情を浮かべた
「ねぇ、梨緒。日和のこと何か知ってるの?知ってるんだったら教えて欲しい・・・」
梨緒は俯いたまま何も言葉を発しない
「美玲・・・その前に一ついい?」
「う、うん。何?」
すると、梨緒は思いつめたような顔で
「アイツと、昂と・・・別れて欲しい」