暴走族が愛した小さな姫
運命の出会い・・・!?
私はいま、病院にいる。
治療はしないけど、診察には来ている。
「先生、私は治療する気はありません。」
「なんでしないんだ?
治る確率はあるといったのに?」
私と話しているのは、私の担当の先生、市橋誠先生。
いつも私に治療しろといってくる。
そして、
「鮎華、治療しろよ。」と言ってきたのが
私の親戚の桂悠真。
「なんでしないんだ?」といったのが
同じく私の親戚の桂隼人。
このふたりは、私の両親が死んでから、
私を引き取ってくれた。
ふたりは二人暮らしをしいていて、悠真は20歳、
隼人は21歳。
ふたりは兄弟だ。
実はこのふたり、元暴走族なんだって。
びっくりでしょ?(笑)
っと、話がずれちゃったね。
「私は、治療しない。
これは決めたことなの。」
といつもここにくればこんな話。