暴走族が愛した小さな姫



そして、私達が帰ると・・・また言われる。



悠「どうして治療しないんだ?
 治る確率があるっていってただろ?」

「だから何回も言わせないで。
 私は治療しない。これは決めたことなの。」

隼「じゃぁ、理由きかせて。」

「言ったら諦めてくれる?」

隼「理由しだいだ。」

「・・・、私は十分生きた。
 思い残すことはないの。それに、、、」


悠・隼「それに?」


「私は生きてたら不幸なことばかり起こる。
 だから、私は生きてても楽しくない。」

悠「鮎華、それほんとに思ってんのか?」

「そうだよ。理由はいった。諦めてね。」

隼「俺はあきらめねーぞ。生きてて楽しくない?
 だったら、おれが楽しくしてやるよ!」

「どうやって?運動もできない、何も出来ない私が
 どうやって楽しくなるって言うの!?」



私は、なきながら言って、自分の部屋に入った。
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