暴走族が愛した小さな姫


悠「鮎華、おれも鮎華に会えて
 本当に良かった。こってこそ
 ありがとな。」

と、小さく笑う悠真。


すると、隼人がおかゆをもって
部屋に入ってきた。


隼「鮎華、おかゆもってきたぞ。」

「隼人、ありがと。」

そういって私はおかゆを口に運ぶ。

「おいしー。隼人、ありがとね。」


おかゆを半分くらい食べたけど、

もう食べれなかったので、

「ごめん、もう食べれない。」


私は謝った。


隼「大丈夫だ。もう少し寝てろ。」

悠「早く元気になれよ。」


「ありがと。」

そう言って私はまた眠りに落ちた。

 



「元気になれよ。」




そういわれたけど、
もう私は限界に近づいている。




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