暴走族が愛した小さな姫


    side隼人・悠真


悠「なぁ、隼人。
  鮎華に光をみせてやりたい。」

隼「おれもだ。でも、どうやって・・・」

悠「あ!黒龍に行ったら?」

隼「はぁ?黒龍?バカいってんじゃねーよ。
  あそこは、男しかいねーじゃねーか。」

悠「でも、あいつらなら鮎華を
  変えてくれる気がするんだよ。」

「黒龍」は俺達が餓鬼の頃に入ってた

暴走族のチームだ。

悠真はそこの幹部で、隼人は総長だった。

餓鬼の頃っていっても

つい最近だけどな・・・。


隼「ほんとうに大丈夫なのか?
  あいつら女嫌いじゃなかったか?」

悠「そうだったな。でも、
  1回連れていってみよーぜ!
  あいつらも女嫌い治るかもよ?」

隼「仕方ないな・・・、1回いくか。」

悠「あぁ、ありがとな、兄貴!」

隼「勘違いするなよ、鮎華のためだ。
  お前のためじゃないぞ(笑)」

悠「ひっでーな!(笑)」



   side end
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