暴走族が愛した小さな姫
みんなに祝ってもらい
みんなが帰る時、
なおが「ちょっといいか?」
といってきた。
「いいよ。なに?」
直「鮎華と会うまでは女なんて
俺たちの肩書きとかがほしくて
媚びてくる奴しかいないと
おもってた。
だから女なんて信じなかった。
だけど、鮎華に会って、
変わった。
お前は、いつも素直でお前なら
信じれる、そう思ったんだ。
そして、いつの間にか
お前を好きになった。」
「え…?」
いま、なんて…?
私をスキって言ったの?
直「鮎華、お前が好きだ。」
今度ははっきりと聞こえた。
うそでしょ…
直「鮎華、返事を聞かせてくれ
いまじゃなくていい。
明日、聞かせてくれ。」
そして、「じゃあな」といって
帰っていった…
返事なんてそんなの決まってる。
だけど、つらい思いをするのは
なおだ…
どうすればいいの?
なお、どうしてわたしなんかを
好きになったの…?
なお…
私はどうするべき…?