暴走族が愛した小さな姫
一週間が過ぎたころ…
窓の外を見ていると誰かが入ってきた
でも、私は窓の外を見たまま…
誰にも、何にも興味を示さない
私の頭の中は空っぽだった…
ボーッとしていると
「こんにちは、鮎華ちゃん」
と、ききなれない声がした
声のするほうを見てみると
顔が整った2人の男の人が立っていた
2人を見つめていると
「おれは桂隼人。こっちは悠真。
よろしくね。」
いきなり自己紹介を始めた隼人さん…?
「私に何か用?」
そうきくと
「俺たちは鮎華ちゃんの親戚なんだ。このまま
1人だったら施設に行かないと行けないんだけど
もしよかったらうちに来ないか?」
「え…?親戚?」
うちに親戚いたっけ?
「うん。鮎華ちゃんとあうのは初めてだね。
生まれる前まではお母さんと
お父さんとあってたんだけど、最近忙しくてね」
そう言って申し訳なさそうに言った
「強制はしないからゆっくり考えて。
また来るからそのとき返事聞かせて。」
そう言って隼人さんと悠真さんが帰ってった