家庭教と恋愛授業!?
だんだん涙も滲んできている。



信じてやれないわけじゃない。


ただ、あんな姿を見てしまっているのに、どうしても信じてやれないんだ。



あんなに顔を赤らめて、ちょっと目が潤んでて、嬉しそうにアイツに預けた身体。




「………悪い、今はお前を信じることができない」


それだけを言うと、美和を置いて俺は大学の中に入っていった。










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