家庭教と恋愛授業!?
「恋愛モノかぁ………。俺、あんまりそういうの見ないからなあ。どんな感じなの?」


「んー……恋愛モノの小説とかも読んだことない?これは小説が原作だから、それを元とした感じのお話にはなってるかな」


「そうなんだ。まぁ、観てみればわかるか。舞華の観たい物だし、面白いよね」



そう言って彼は映画のチケットを2枚買う。

私のセンスなんて信じていいんだろうか、とも思うけど、私のことを信頼してくれるのが素直に嬉しいので何も言わないでおく。



「……何飲みたい?」

「あ、じゃあ………ストレートティーで」


裕はそを聞き、自分の分の飲み物と一緒に買ってくれる。


さりげなくそうやってくれることも、彼氏っぽくて嬉しかったりする。


裕は私が初めての彼女だと言っていたけど、本当なのか信じれない部分がある。

なんか、女の子慣れしてるんだよね。


だけど裕がそう言うんだから、と思って一応信じているけれど。















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