執事と私と御曹司?!
「龍成と、京悟って、

いとこだったよね?」


頷いた龍成。



「肝心な言葉は、思い出した?」

龍成の一言。


肝心な言葉?


「・・・さあ」


私の返事に、笑顔が戻った。


「オレと、万桜が、

結婚の約束をしたこと・・・」


「そんなのしたっけ?」

「・・・した」

・・・・それは、思い出せない。
< 71 / 136 >

この作品をシェア

pagetop