執事と私と御曹司?!
「二人とも何言って?」

私の言葉に京悟が、微笑んだ。


「そのうち、思い出しますよ?」

・・・

まだ、思い出せてないことがあるの?


「その手を離せ!」

龍成が怒り顔。

私を抱きしめたままの京悟。


「私は、探し物を、取に来ました」

私を離すつもりはないらしい。



「京悟・・・仕事」

「私の仕事に、同行してもらえます?」

「はい?」

「パーティーに、連れが必要でして」

「何で、私?」

「女性の連れがいると言われましたので」



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