執事と私と御曹司?!
1時間たっても、

明かりは戻らない。

「万桜を置いて、

帰るわけにもいかないな」


・・・一人は、いやよ。


私の震えは、一向に止まらない。

「明かりは・・・」

龍成が立ち上がろうとした。

「行かないで!!」

私は龍成の手を掴んだ。



ため息をついた龍成は、

私の横に座った。


「一人にするわけないだろ?」


龍成が私を抱きしめた。
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