へたれ息子③
私の友達の家など、子供がかなりすごいやつを、
しょちゅうもらってくるので、
最新の一枚しか飾らないのだそうだ。
そして、物いれでは、賞状入れが、何冊もひしめいている。
自慢もしない。
『私と子供は別人格よ。本人が自慢するならともかく、私が勝手に自慢することじゃない』
きいたら、そう言っていた。
なかなかシビアでクールな母だ。
私は、ため息をついた。
そういう子はうらやましい。
けど、うちの子は、なかなか虚弱な体質が抜けきらないので、元気で楽しそうにしてくれていたらいいのだ。
しみじみそう思った。
そのため息に、
「出来悪い子をもつと、苦労がつきないわね」
義姉が言った。
…こいつ、いつか、階段の上から蹴り落としてやろう。
おわり
まだ、誤字脱字、文章、チェックしてないです。
恐ろしいですが、時間がないのでとりあえずこれで。