。゚。SUMMER ROAD。゚。【完】
私は、訳がわからず、ポカンとした表情でヒロを見つめる。
そんな、私にお構い無しのヒロは、あろうことか、私のお母さんと楽しそうに談笑していた。
……意味わからん
私は、深いため息をついた。
ヒロと別れ、お母さんと共に家へと帰る道を急いだ。
その途中…
『ねぇ、ねぇ、あんなイケメンくんが本当に美夏の彼氏なの!?』
何度も何度も同じ質問を繰り返された。
最初は、違うから!と、否定していた私も、さすがに、こう何度も聞かれるとイライラしてくる。
『ねぇねぇって…』
『あ〜!もう!!うるさいな!!!はいはい。そうです!!だからもう喋らないで!』
つい、そう言ってしまった…。
きっと、お母さんは、私とヒロが付き合ってるって…本気で思っているのだろう…。
自然とため息がこぼれたのは…いうまでもない。