。゚。SUMMER ROAD。゚。【完】
『……ん?つまり、美夏ちゃんは、オレとカップルに見られるのが嫌なわけやなくて……カップルに見られたらオレに迷惑かかるって考えてるん?』
ヒロは、唖然とした表情で状況を整理し始める。
『…まぁ、そんなとこ…だって…私全然かわいくないし、ヒロ顔はいいんだからさ…私なんかとカップルに見られてたらもったいないと思って…』
そう言って、ちらりとヒロを見た。
『………はぁぁぁ?意味わからへん!!ちょい待ち!!美夏ちゃん…もしかして、あんまし自覚ないん??』
…何の自覚?
きょとん、と首を傾げる私にヒロは、またもや盛大なため息をついた。
『…頼むから。もう少し自覚持ってな?』
『え?、あ、う、うん!大丈夫だよ!?』
何のことかいまいち、よくわからないが…私は、一応、相づちをうっておいた。