。゚。SUMMER ROAD。゚。【完】
『…は?』
『だから。あほちゃう?…あんたこそ、女見る目ないわ』
ギュッと、ヒロに抱き締められる。
私は、みるみる、顔が赤くなるのを感じた。
…えっ?ちょっ…
慌てる私にお構いなしのヒロは、更に腕ね力を強めた。
『こんないい女、そこら辺にそうそうおらんで??まぁ、手放したこと後悔せぇへんようにな。……オレは、美夏を誰かにゆずる気は、ないで…そのつもりでな』
そう言うと、ヒロは、私ににっこりと微笑みかけてくれた。