。゚。SUMMER ROAD。゚。【完】


『…え?』



うろたえる男の子にお構いなしで私は、軽くハンカチを傷に押しあて、傷口のまわりの砂をふきとった。



ペタッ



『はい。これでいいよ』



そして、絆創膏を男の子の頬に張り、にこりと微笑んだ。




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