。゚。SUMMER ROAD。゚。【完】
『…っ!』
その瞬間、男の子の顔がみるみる青ざめていく。
…え…どうしたの?
私は、徐々に青ざめていく男の子の顔に驚きを隠せなかった。
『……ごめん…オレ女の子苦手なんだ…』
『…え?そうなの…』
こくり、と男の子が頷いた。
『…そうなんだ…ゴメンね…いきなり触ったりして…』
すると、
男の子は、にこりと笑った。
『ううん…こちらこそ…拾ってくれて…その上、手当てまでしてくれたのに…』
そう言って。
か、かわいすぎる!!
その笑顔を見た瞬間、私も自然と笑顔になった。