。゚。SUMMER ROAD。゚。【完】
『え…何?美夏とヒロって知り合いなの?』
そう言ってきょとんと、首を傾げるハルカくん。
『ふ〜ん?¨美夏¨ねぇ〜、ハルカお前女嫌いだったんちゃうん?』
嫌味ったらしいヒロの言葉に顔が青ざめる。
『え…嫌いだけど?』
心底嫌そうな顔でハルカくんはそう答えた。
『ちょ、ヒロ?そんな風に言わないの!!ゴメンね…ハルカくん。』
ヒロの代わりに謝った私。
しかし、突然私の腕を掴んだハルカくんが思い切り引っ張ってきた。
え?
『でも…美夏は違うかもって思ったのは本当だから。』
『…へ?』
なんとも間抜けな声が私の口からこぼれた。