なだ荘の愉快な仲間たち

3月の始め。
私が中学を卒業するまであと14日。


「菜知ほんまに引っ越しするん?!!」

私が教室に着いたとたん、友だち兼おさななじみの琴実(コトミ)が走ってきた


菜知「びっくりしたわー!なんなんよw」

琴実「だから!ほんま引っ越しするんか?」

菜「え、誰から聞いたん?」

琴「うちの母さんと菜知の母さんが引っ越しがどうやらこうやら…話してるん聞こえてきたんよ!」


菜「あ〜……引っ越しますわ。<emj:99><emj:99>県に」


琴「なんでえ!高校もずっと一緒かと思うてたのに!!」


菜「あはははw言うの遅くなって悪かったわ」


琴「…ほんまやし。遅すぎるわ阿呆。うちの母さんも、もう菜知の母さんと世間話出来んくなるから寂しいだろな…」


菜「……はい?聞いてないん?私一人暮らしだから親はこの町離れんよ?」


琴「はいっ?!」



そんなこんなで琴実にこんな大事な事はもっと早く言えって怒られた。



月日が流れるのは早いものだ。卒業式なんてあっという間だ。
私がこの学校を無事卒業できたのは
琴実と香菜と多恵 このいつめんのおかげでもある。
ちょっと荒れてた時期私はこの三人に助けられた







私が地元を離れる日に見送りに来てくれたいつめんから手紙をもらった。



新幹線の中それを読んで涙目になったのは秘密



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