lovetrain
私はふらふらと歩きながら携帯と財布を持って家を出た。
携帯で時間を確認する
18時45分。
あ……私、1日寝てたんだ。ぼんやりしながら足を駅に向かわせる。
駅につくと端っこの方に花束が置かれていた
私は花束の隣に座って抱えた膝に顔を埋めた
通る電車が少なくなる。 何時間たったか……
ちらっと携帯をみると21時だった
……お母さんに怒られるかなぁ
私の家は田舎中の田舎にあるから終電は21時丁度
ぼんやりしながら花束をみる。あの時、私が驚かなかったら死ななかったのに
また私は顔を膝に埋めた
ガタンゴトンガタンゴトン
もう走る時間じゃないのに電車が駅に入ってきた。
なんで?……。
あ!光輝……クン?
薄暗い電車の中に確かに光輝クンを確認した
停車してドアを開けた電車に近づいて足を踏み入れる
プシューと音を立ててドアが閉まる
電車の乗客は俯いて座っていた
「……光輝クン」
光輝クンの前に立って声をかける。光輝クンも他の乗客と同様に俯いていた
光輝クンは顔を挙げて驚いた顔をする
「紗英っ!死んじゃったのか!?」
大きな声に周りの乗客が迷惑そうな顔をする。
私は光輝クンの言葉に首を横に振った
「良かった……」
光輝クンはツンツン立った髪をクシャッと掴んで安堵した
でもそれはつかの間。
バッと立ち上がった光輝クンに驚く
「じ、じゃあなんでここにいるの?」
「光輝クンが乗ってたから」
光輝クンは悩ましげな顔をした
「この電車の意味わかる?」
……?
わからなくて黙る
「俺、死んでるんだよ?この電車は生きた人間が乗ったら無条件に死んじゃう!せっかく助けたのにっ」
光輝クンはバッと走って運転席に向かう
私はそれをおいかけた
携帯で時間を確認する
18時45分。
あ……私、1日寝てたんだ。ぼんやりしながら足を駅に向かわせる。
駅につくと端っこの方に花束が置かれていた
私は花束の隣に座って抱えた膝に顔を埋めた
通る電車が少なくなる。 何時間たったか……
ちらっと携帯をみると21時だった
……お母さんに怒られるかなぁ
私の家は田舎中の田舎にあるから終電は21時丁度
ぼんやりしながら花束をみる。あの時、私が驚かなかったら死ななかったのに
また私は顔を膝に埋めた
ガタンゴトンガタンゴトン
もう走る時間じゃないのに電車が駅に入ってきた。
なんで?……。
あ!光輝……クン?
薄暗い電車の中に確かに光輝クンを確認した
停車してドアを開けた電車に近づいて足を踏み入れる
プシューと音を立ててドアが閉まる
電車の乗客は俯いて座っていた
「……光輝クン」
光輝クンの前に立って声をかける。光輝クンも他の乗客と同様に俯いていた
光輝クンは顔を挙げて驚いた顔をする
「紗英っ!死んじゃったのか!?」
大きな声に周りの乗客が迷惑そうな顔をする。
私は光輝クンの言葉に首を横に振った
「良かった……」
光輝クンはツンツン立った髪をクシャッと掴んで安堵した
でもそれはつかの間。
バッと立ち上がった光輝クンに驚く
「じ、じゃあなんでここにいるの?」
「光輝クンが乗ってたから」
光輝クンは悩ましげな顔をした
「この電車の意味わかる?」
……?
わからなくて黙る
「俺、死んでるんだよ?この電車は生きた人間が乗ったら無条件に死んじゃう!せっかく助けたのにっ」
光輝クンはバッと走って運転席に向かう
私はそれをおいかけた