春をありがとう*2*


「メニュー表になります」


2人がけのテーブルに向かい合って座ると、店員さんが水とおしぼりを持って来てくれた。


「どうする?俺はオムライスが良い」


私もオムライスが良いって思った。


「…私も」

「おそろ!じゃあ…オムライス2つお願いします」


翔太が伝えると、店員さんは返事をして厨房に入っていった。


「俺…美春に話したいことがある」


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