春をありがとう*2*


「お母さん・・・?」


お母さんは病室のベッドに座っていた。


「寝よらんでいいん?」

「美春・・・日向が・・・」


お母さんの目には涙がいっぱい溜まっている。


お母さんも見たんだ。

私が見た彼を・・・。

私はそう確信した。
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