春をありがとう*2*
「ごめん…」
翔太はそう言ってやっぱりくらい空気をまとっている。
「本当にそう思っとんやったらご飯食べて?」
食べないと午後からもたないし…。
「うん」
翔太はやっとお弁当を出してご飯を食べ始めた。
放課後…すごく心配。
曽我部 日向に何を言われるか…。
どんな事実を突きつけられてしまうのか…。
他にもいっぱい心配で不安で怖くてたまらないことがある。
「翔太がいれば大丈夫」
本当にそう思える。