春をありがとう*2*


「翔太!」


次の休み時間に教室に来た翔太。


「…意識不明だって。命に別状はないけど」


なんでそんなことに…?


「極度のストレスやって言いよった」


ストレス…?

いつもあんなに笑ってたのに?

あの笑顔の裏に辛いことがあったん?


「一緒に見舞い行こ?」


翔太はうろたえる私に言ってくれた。


「…」


私は頷くことしかできなかった。


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