スパイク。
結はもうスタートブロックを調整していた。
隣りは…
転校してきた双子の兄弟の弟、和人。
結は男子の中では1、2位を争う実力だけど、この和人って人の走りは見た事ない。
というか今日初めての部活だ。
まぁ、結なら楽勝でしょ。
「いちについて―…」
「よーい…」
「バンッッ!!!」
軽やかな走り方。
綺麗なホォーム。
凄い………
速い。
結が負ける……?
最初は結がリードしてたけど今はわずかしか差がない。
あ…抜かれた。
「千栄―?走らないの?」
「…もちろん!走るよっ。」
今は自分の事より結のタイムがしりたい。
なぜかゴール地点に人だかり。
ちょっと嫌な予感…
「結!?」
急いでかけよる。
結は…足をかかえて倒れていた。
「最近調子悪いから流せって言ったろ!?」
苦痛で顔が歪む結。
なんで流さなかったのか。
それは結が人一倍負けず嫌いだから。
私はその辺にあった回る脚にローラーのついたイスを持ってきて、
「保健室連れて行きます。」
「おぉ…そうか。お前一人で大丈夫か?」
私は結をイスの上に乗せ、
「大丈夫で―すっ!」
後ろの背も垂れを掴んで勢いよく
隣りは…
転校してきた双子の兄弟の弟、和人。
結は男子の中では1、2位を争う実力だけど、この和人って人の走りは見た事ない。
というか今日初めての部活だ。
まぁ、結なら楽勝でしょ。
「いちについて―…」
「よーい…」
「バンッッ!!!」
軽やかな走り方。
綺麗なホォーム。
凄い………
速い。
結が負ける……?
最初は結がリードしてたけど今はわずかしか差がない。
あ…抜かれた。
「千栄―?走らないの?」
「…もちろん!走るよっ。」
今は自分の事より結のタイムがしりたい。
なぜかゴール地点に人だかり。
ちょっと嫌な予感…
「結!?」
急いでかけよる。
結は…足をかかえて倒れていた。
「最近調子悪いから流せって言ったろ!?」
苦痛で顔が歪む結。
なんで流さなかったのか。
それは結が人一倍負けず嫌いだから。
私はその辺にあった回る脚にローラーのついたイスを持ってきて、
「保健室連れて行きます。」
「おぉ…そうか。お前一人で大丈夫か?」
私は結をイスの上に乗せ、
「大丈夫で―すっ!」
後ろの背も垂れを掴んで勢いよく